安んじている女たちよ、起きて、わが声を聞け。 思い煩いなき娘たちよ、わが言葉に耳を傾けよ。
耳のある者は聞くがよい」。
あなたがたは耳を傾けて、わが声を聞くがよい。 心してわが言葉を聞くがよい。
主は言われた、 シオンの娘らは高ぶり、 首をのばしてあるき、目でこびをおくり、 その行くとき気どって歩き、 その足でりんりんと鳴り響かす。
この町は勝ち誇って、安らかに落ち着き、 その心の中で、 「ただわたしだけだ、わたしの外にはだれもない」と 言った町であるが、 このように荒れはてて、 獣の伏す所になってしまった。 ここを通り過ぎる者は 皆あざけって、手を振る。
このことをヨタムに告げる者があったので、ヨタムは行ってゲリジム山の頂に立ち、大声に叫んで彼らに言った、「シケムの人々よ、わたしに聞きなさい。そうすれば神はあなたがたに聞かれるでしょう。
またあなたがたのうちのやさしい、柔和な女、すなわち柔和で、やさしく、足の裏を土に付けようともしない者でも、自分のふところの夫や、むすこ、娘にもかくして、
思い煩いのない者のあざけりと、高ぶる者の侮りとは、 われらの魂に満ちあふれています。
女たちよ、主の言葉を聞け。 あなたがたの耳に、その口の言葉をいれよ。 あなたがたの娘に悲しみの歌を教え、 おのおのその隣り人に哀悼の歌を教えよ。
シオンから悲しみの声が聞える。 それは言う、『ああ、われわれは滅ぼされ、 いたく、はずかしめられている。 われわれはその地を去り、 彼らがわれわれのすみかをこわしたからだ』」。